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■ 平成29年度 事業報告
 
[ 公1 ]教育研究事業
【 1.調査研究活動
. 日本教育史研究部門
 
「1950年代教育史」研究部会

研究者 「1950年代教育史」研究部会研究者名簿

 本研究部会は、1950年代に焦点をあてて戦後教育史を研究していこうとするものである。平成29年度は合計11回の定例研究会を行い、1回に2名ずつ、以下のように各自の研究分野での研究経過の報告をしてきた。
@米田俊彦: 研究分野は〈教育委員会〉。『文部省』を手がかりに政権と文部官僚について考察。また、自民党文書等から、勤務評定実施経過について調査、研究。10月の教育史学会コロキウムで本研究部会の活動を発表した。
A大島 宏: 研究分野は〈高等学校および教育課程〉。『〈高卒当然社会〉の戦後史』の文献研究と、都道府県教育史等から高等学校分校について、調査、研究。
B須田将司: 研究分野は〈教員と教員の研究活動〉。『戦後日本教育方法論史』『全国教育研究所連盟十五年史』他、各種文献から教育研究所を調査、研究。
C鳥居和代: 研究分野は〈農・山・漁村における生活と教育〉。千葉県銚子市・九十九里浜沿岸地域を事例に、子どもの長期欠席問題と米軍基地等について調査、研究を進めてきた。
D西山 伸: 研究分野は〈大学および高等教育〉。各大学沿革史や『新制大学の誕生』、1950年代の『朝日新聞』の記事から、公立大学・短期大学の実態を調査し、考察。

 委託研究員である水野真知子氏は、平成30年2月に「市川源三―その生涯と著作活動」の原稿が完成。平成30年夏の紀要刊行を目指して進行中。
 
. 社会教育研究部門
 
「青年の自立と教育文化」研究部会

研究者 「青年の自立と教育文化」研究部会 研究者名簿

 平成29年度の社会教育研究部門は、計12回の定例研究会を実施。各研究員は毎月1名ずつ順番に研究テーマについて報告し、原稿の執筆を開始した。共同執筆の紀要『青年の自立と教育文化』(仮題)の目次は以下のとおり。平成30年3月の段階で、およそ8割が脱稿している。

紀要の目次)
はじめに  (田嶋)
序 章  青年と青年期(田嶋)
第1章  「青年の自立と教育文化」研究の視座―日本社会の青年像をどうとらえるか(田嶋・齋藤)
第2章 近代日本の青年の自立と教育文化(1)―1920年代における青年たちの自立への希求と自由大学運動(田嶋)
第3章 近代日本の青年の自立と教育文化(2)―啓明会の教育運動と農村自由大学(田嶋)
第4章 青年の自立と教養の問題(齋藤)
第5章 青年の精神的自立にはたらく宗教と教育文化―西田幾多郎と西田天香の事例を通して(上野)
第6章 青年期における心理的自立―感謝感情のあり方を通して(内藤)
第7章 親を亡くした青年の自立と共同(青ノ)
終 章 共同研究の成果と課題
あとがき   
研究会の経過
ゲスト講師一覧
 
. 教育心理研究部門
 
「社会性と感情教育」研究部会

研究者 「読書教育」研究部会 研究者名簿

 平成29年度の教育心理研究部門は、計11回の定例研究会を実施した。各自の個別研究の発表や参考論文・文献紹介等のほかに、この1年は、小学校で採用件数の多い光村図書と東京書籍の国語教科書をもとに、子ども達がどのような感情教育を受けているのか基礎的知見を得るため、感情を表すボキャブラリーの抽出と分類を全員で行った。その結果は、平成30年度中に学会発表し、紀要にも反映する予定。
 また、紀要『社会性と感情に関する教育』(仮)は、以下の構成をもとに、平成29年度も各研究部員が研究・執筆を進めてきた。

紀要の構成)
はじめに   
第1章  子どもの感情リテラシーと社会性(渡辺)
第2章 感情のもつ社会的機能とその応用(大森)
第3章 児童を対象としたソーシャルスキル教育の実践研究(藤枝)
第4章 中高校生における感情の育成(小林)
第5章 社会性と感情の発達における親子間の相互作用(飯田)
第6章 日本の国語教育における「感情に関する言葉」の調査

 新しいソーシャルスキル尺度の作成や、感情教育の教材の研究、開発についても折々に議論し、実現を目指している。
 
. 幼児教育研究部門
 
幼児教育研究部会

研究者 幼児教育研究部会 研究者名簿
書 記 幼児教育研究部会 研究者名簿

 本研究部会は「園の実践知:保護者に保育を伝え連携協働する知とシステムの検討」を研究主題として、幼稚園と保護者のコミュニケーションおよびパートナーシップの流れと新しい手法を調査・研究している。具体的には、保護者に保育を伝える手段としての幼稚園のホームページの園間比較、国際比較、園だより・クラスだよりの園によっての特徴の調査等である。
 平成29年度は、計10回の定例研究会を開き、平成28年に実施したホームページに関する保護者アンケートの分析と議論、園だより・クラスだよりの分析作業を中心に行ってきた。
 その研究成果の一部は乳幼児教育学会大会(11月)での自主シンポジウムや、『保育学研究』への投稿論文として発表された。また、29年度後半からは、平成30年7月に野間教育研究所主催で開催予定のシンポジウム『園の豊かなコミュニケーションシステムを目指して:おたより、WEBサイト等による発信の実際』(仮)の準備を進めている。
実験学校・野間自由幼稚園

 幼児教育研究部会の研究テーマである「幼稚園と保護者のコミュニケーション」の調査のため、研究部会から保護者アンケートを依頼し、研究資料として提出してもらった。
 また、幼児教育研究部会と連携して、幼児の行動を通年観察・調査した。
 
【 2.講座・セミナー・育成活動
 
 本研究所の主催ではなかったが、日本教育史研究部会が教育史学会コロキウムで、幼児教育研究部会が乳幼児教育学会大会の自主シンポジウムで、これまでの研究成果の発表を行った。
 実験学校・野間自由幼稚園において、法政大学教授の渡辺弥生氏の保護者と保育者向け講演「感情の発達と子育ての関係」が実施され、講師の紹介や、講演当日の進行等で、本研究所がサポートした。

 
【 3.教育現場での相談・助言
 
 野間自由幼稚園での毎月の職員会議において、職員への助言を行ってきた。また、PTA総会や、幼稚園の各種イベント等で、保護者への相談・助言も行った。
 
【 4.広報活動
 
 情報発信のために、研究活動の内容をホームページ上で広く公開してきた。
 
【 5.図書館運営
1. 蔵書
 
 平成30年3月末の蔵書数は、書籍では和書25,061冊、学校沿革史類を合わせて計33,427冊となった。雑誌は、継続購読誌を16種、購読停止したものと終刊誌を約20種、他に明治期〜昭和期の約120種の教育関係雑誌を保存している。
 本研究所の図書館は、日本教育史・社会教育・教育心理などを中心に、日本の教育に関する資料の収集を続けているが、なかでも長年にわたり体系的に収集してきた日本の各学校の沿革史誌類は、平成30年3月末現在、8,366冊を数え、国内有数の所蔵数となっている。なお、平成29年度の沿革史誌類の収集は145冊だった。
 また、1985年以前に刊行され、酸性劣化が激しい、あるいはそのおそれのある蔵書546冊について脱酸処理を行った。
 
2. デジタル化とデータベース化
 
 紀要第1集〜第45集と「新教育叢書」5点については、上記の脱酸処理のほか、データ化も行った。これによって、平成30年度中には、ホームページ上での本文閲覧も可能になる(紀要については、在庫のあるものは例外とする)。
 平成16年に着手した蔵書全体のデータベース検索システム構築作業が終了し、ホームページ上で検索可能となった。図書館のすべての所蔵図書を最新の状態で検索していただけるよう、データの更新も頻繁に行っている。
 長年の懸案であった『野間教育研究所所蔵学校沿革史誌目録』の作成は、「国公立高等教育機関編」のデータ公開に向けて順調に進んでいる。
 
3. 利用状況
 
 利用者は延べ302名。平成29年度も、学校沿革史誌、地方教育史誌の閲覧が多く、中には、半年近く継続して来館する利用者もあった。
 
【 平成29年度 事業報告 附属明細書】
 
 平成29年度事業報告には、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」第34条第3項に規定する「事業報告の内容を補足する重要な事項」がないため、作成しない。

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